今回はWindows7 64bit環境構築の際の細々したことを書いていきます。
●PowerCoreX8認識せず
最初PowerCoreX8が認識しませんでした。
サポートに確認したところ、IEEE1394のドライバーをTIやVIAのドライバーでなく、
Legacyドライバーにすれば解決することがあるとのことでした。
試してみたところ、バッチリ解決しました。
ちなみに僕の新しいPCにはIEEE1394aポートが3つありまして、
マザーボード(ASUS P6X58D-E)に搭載されているもの(VIAチップ)が1ポート、
PCIスロットに増設したCENTURY ポートを増やしタイCIF-FW4P3(TIチップ)に2ポート
となっています。
TIの方にはFireface800を接続しており、これはTIのまま活かしておきたかったため
(安定動作もしているし)、VIAの方をLegacyドライバーにしました。
PowerCoreは特にTI必須でもないようですので、問題なく使用できております。
●USBポートの電源供給がPCシャットダウン後も止まらない
これはUSBドングルやバスパワーで動作するUSBキーボード
(Novation ReMOTE61SL)の電源がずっと入りっぱなしになってしまうので、
気になるところです。
案外マザーボード付属のUSBなどはこういう仕様のものが多かったりします。
PCの電源のスイッチを切ればもちろん解決ですが、それもいちいち面倒ですので、
PCIのUSBポートを増設して、そちらにドングルなどを繋ぐことにしました。
これだと、PCをシャットダウンしたら、電源は供給されないのでバッチリです。
Macはきちんと電源供給も止めてくれたんですがね~。
●Wavesの読み込みが遅い(Microsoft Security Essentialsとの関係)
Microsoft Security EssentialsはOS標準のウィルス、スパイウェアチェックソフトですが、
これまではこの手のソフトは常駐させないのがDAWの基本だったように思いますが、
今回はまずオンにして動作を確認してみようと思い、
現状はリアルタイム保護オンで使っております。
ただ、これをオンにすると、PCを起動させ、OSが立ち上がってから最初のCubase起動時、
プラグインスキャンでWavesで40秒程度だったか、正確に測っていませんが、割と長い間
止まってしまいます。
これを回避するにはリアルタイム保護をオフにすればよいのですが、
完全にオフにするのはちょっと気が進みません。
というわけで、Wavesのプラグインフォルダだけ検索場所から除外します。
Microsoft Security Essentialsを起動させ、
設定>除外されたファイルと場所 を選択し、追加をクリックする。
そしてWavesのPlug-Insフォルダを選択します。
通常のインストールだと次の場所になると思います。
C:\Program Files(x86)\Waves\Plug-Ins
そして設定を保存します。
これでCubase起動時、Cubaseの方のWavesのスキャンは瞬時に済みます。
ところで、除外にしたファイルはセキュリティ上、大丈夫なのかということですが、
Wavesのプラグインファイルですから、まあ大丈夫でしょう。それにこれまでのチェックで
Microsoft Security Essentialsだけでなく、他のものでチェックしても
スパイウェアなどが検出されたなんてこともないですので。
気になる人は、最初少々時間が掛かりますが、除外しないでおくという手もあるし、
時々除外から外してスキャンするのもよいでしょう。
あるいは別のウィルス対策ソフトもよいかもしれないです。
なお、リアルタイム保護オンの状態でノイズや音飛び、音切れなどの問題は
現時点では全く起こっておりません。